裁量労働制
本日、裁量労働制の拡大についての法案入込みが見送りになったそうな。
まぁ、悪用する企業ばかりだし、転職もままならない文化ではやめた方が良いとは思う。
月に30時間の裁量労働制の会社で働いていた事があったが、
平均はたしかに月残業は28時間、
しかし極端な人は200時間超えの人も居たりして、
結構どうしようもない部署や業界は存在するので、
一律で会社の中で裁量労働制を適用するのは危険だったりするわけでした。
効率性が上がるかというと…そんなに上がらんです。
AIの進化は目まぐるしいが、まだまだ実用化は遠く、仕事の量は変わらんし、生活残業してる人なんて今の時代は少ない。
順序が逆なんだ。
仕事量の効率性が上がる、残業が減る、裁量労働制の範囲広げる
なら皆、頑張るだろう。
しかし、
裁量労働制の範囲広げる
→残業しまくり仕事は回る
→企業は甘えて人にもITにも投資しない
→しかし労働者のやる気下がる
→効率性上げる前に疲弊し、不正続出、競争力が落ちる
の悪循環になる可能性が高い。
むしろ残業を悪として、仕事回らない状況を強制的に作り出し、
企業のAIや効率化、人への投資が高まれば良い。
結果的に法律で悪徳企業は淘汰され、効率化出来ない競争力低い企業は潰れ、競争力の高い企業だけが生き残る。
そうまでしないと、少子高齢化、人手不足などの問題は解決しないし、日本の生産性は下がるばかりでしょう。