モンスター
我が社にもモンスター社員はやはり居る。
どこにでも生息する奴らは、まるで会社がお母さんのような存在だと勘違いしている。
例えば、給料日忘れてた!家計がヤバい!助けて!前借りさせて!!
とかのレスキュー申請が多発することもある。
だいたいはギャンブルが原因なのだが、数千人規模の会社で給料日をずらすのはかなり大変だ。
そこにかかる全労力の時給を考えると、そいつがギャンブルでスッた金額に値する。
殺気が湧く瞬間でもある。
あと、採用面接後に不採用通知した後、私を取らないなんて、なんて失礼な会社だ!裁いてやる!
とかいう候補者も結構居る。
丁重にお帰り頂くが、彼らの思考回路が分からない。
うちにあなたを採用する義務はありません。
義務教育と勘違いしてるんじゃないの?
■モンスター社員の分析
モンスター社員や候補者の多くは、世間知らずか自信家だ。
勘違い学生もここに該当する。
自信家→自分は誰よりも頭が良いので、ワガママして当然
世間知らず→そもそもワガママと気付いていない。
こういう性格を直すのは、30歳までなら7割矯正可能だが、35歳になると2割くらいにガクッと下がる体感だ。
というのも、35歳までアレなので、もちろん直そうとした人は星の数ほどいたはずで、それが効かないクラスの頑固だ という事なのだと考えている。
なので、モンスター社員のうち、35歳までは諭すし、教育もする。
しかし、それ以上のモンスターは駆除するしかない。
モンスター駆除にはモンスターを当てるか、
兵器を使うしかない。
■モンスター駆除について
人事にもモンスターがいる。
つまり、人の感情などゴミと斬り捨てるタイプの冷酷人事だ。
彼らは頭はキレるし、敵に回すと始末される。しかも外面は物凄い優しい。
法律も分かってるのでギリギリを攻めてくる。
マジサイコパス。
こういう人事が居る会社は頼もしい。
彼らは内部のモンスターも外部のヤクザも対処してくれるからだ。
実際、金融系だとヤクザは年に一回くらい攻めてくる。
兵器はいわゆる労働争議だ。
全面戦争で裁判所で話ましょうというケース。
これはスタートから企業が不利なので、証拠集めが大変だ。
しかし、勝ち確定以外の裁判はあまりしない。
サビ残やパワハラとかは被害者守らなきゃいけないし、サビ残やパワハラした奴をなんとかするのが人事だし、
法律違反があったら、素直に是正するのが仕事だし。
金を盗んだとか、情報盗んだとかの案件をなんとかするイメージ。
上のような場合でも企業が悪者スタートなんだけどね…