データ分析の必要性
人事の領域にはデータが山ほど溢れている。
個人情報しかり、評価、給与、勤怠、適性試験…
スキルも加えれば一大データベースになる。
■人事はデータを用いることが求められている?!■
人事は給与を支払うし、評価もまとめる。
時には労務問題にも付き合い、制度も変えていく。
いずれも、人事の勘と論理を組み合わせて行なっている事が多い。
営業に近いかもしれないが…
人事の勘というのは経験に基づく。ただし、それだけでは不足しているので後付けのような形でデータを集め、ロジカルな動きが求められる。
その前者の経験を数値化できないのが、今までの人事だった。
しかし、最近は全てデータで取れる。
採用前から退職まで、一人一人のデータは多岐にもわたる。
これらのデータから人事の勘をAIに置き換えてしまおうという算段だ。
ただし、AIは人間ではないので、同じ法則に基づく事しか対応が難しい。
心理学も合わせてデータ分析、ディープラーニングさせる事が、この分野では重要なのだと思う。
しかしながら、このようなHR TECを形にしている企業はまだ少ない。
Googleは非常に近いことを試みているので、彼らが確立するかもしれない。
これから、私達人事に求められる力とは、今までの労働法や英語、人との関係に関するスキルだけではなく、
このようなIT分野に至るまで必要になるのだと思う。
とてもハードルの高い世界である…